不動産で、まだ見ぬ価値を見出す。
不動産の専門家集団、REAX株式会社のネーミング定義、およびロゴとブランドアイデンティティの開発。クライアントの課題に寄り添い「まだ見ぬ価値」を見出すというブランドプロミスを可視化。企業の根幹となる思想の言語化から最終的なデザインのアウトプットまでを一貫して担当し、その新たな「顔」を創出した。
BACKGROUND
不動産を起点に、複合的で難解な問題に対する答えを導き出す専門家集団、REAX株式会社。同社は、単なる競争や利益追求に留まらず、顧客と社会にとっての「まだ見ぬ価値の原石を見つけ出す」ことを重視していた 。この独自の哲学と、最後まで顧客に寄り添う真摯な姿勢を体現し、社内外に示すための新たなブランドアイデンティティと、その象徴となるロゴデザインを制作した。
IDEA
提案は、まずブランドの根幹を言語化することから始まった。社名であるREAXを「Real Estate + Answer X」と定義し、「不動産を起点にお客様の様々な問題に答えを導き出す」という企業の姿勢を明確化 。この思想を核として、世の中の誰も気づいていない価値の原石へ、各分野のプロフェッショナルの総合力によって顧客を導く力、そして顧客の信頼や世の中の予想を大きく超えて開かれた未来を創り上げていく力。このREAXの持つ二つの「力」を、一つのシンボルに凝縮することを目指した。
PROCESS
この中心的なアイデアを、光の輝きをモチーフとしたシンボルへと昇華。複数の線が一点に集中し、そこからさらに外へと突き抜けていく形状は、専門家たちの知見が結集して「キラリと光る価値」を発見する瞬間と、その価値を最大化していく力を表現している。企業の姿勢という抽象的な概念を、シャープで普遍的な図形へと落とし込むことで、REAXの強さと信頼性を感じさせるデザインに仕上げた。
OUTPUT
最終的な成果物として、REAX(およびそのグループ企業であるREAX International)のロゴデザインを納品。さらに、この新しいブランドアイデンティティの一貫性を担保するため、詳細なブランドガイドラインも策定した。このガイドラインでは、ロゴのストーリーや使用規定、ブラックとホワイトで構成されるブランドカラーを定め、名刺等の展開物も作成した 。




