平和を目指すための広島県発団体のブランディング、ロゴマークを提案。
広島県は、ひろしまを「平和の世界基準」として位置づけ、世界平和のための平和推進活動を行っている。その認知度を高め、多くの賛同者を得るため、活動のコンセプトを可視化する象徴としてシンボルマークをデザインした。
デザインには平和のグローバルシンボルである鳩と地球を使用し、羽が地球を包み込んでいる光景をイメージ。地球全体が平和へ向かっている姿と、平和によって守られている姿を表現している。
国際平和拠点ひろしま
URL: https://hiroshimaforpeace.com/
BACKGROUND
「国際平和拠点ひろしま」は、広島県が運営する、人類で初めて核被害を受けた地で行われる平和推進活動である。推進活動やプロモーションを目的に、活動の顔となるロゴデザインが求められた。
IDEA
核兵器廃絶といった政治的意図を避け、白鳩の羽根を連想させる柔らかいロゴデザインに。羽根が瑞々しい地球を包み込む姿を描くことで、平和の普遍的なイメージを表現した。また、広島の地名や場所性は強調せず、世界中に平和が浸透した未来を示唆する形とした。
PROCESS
広島県の思いを丁寧にくみ取り、「広島のリアリティが平和を語る基盤になる」という世界に向けたメッセージを含めた考えをロゴデザインに落とし込んだ。同時に、活動理念に基づき、ロゴに展開性を持たせ、同じ志を持つ他団体が自らのロゴを派生的に作れるデザインを提案した。
OUTPUT
ロゴデザインとロゴガイドラインの制作。
